【立地が悪い店の集客テクニック】思考を転換してデメリットを補おう

店舗開発
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開業資金には限りがあるため、立地や坪数などで妥協せざるを得ないケースは多いでしょう。しかし、立地が悪い店舗でも他店との差別化を明確に打ち出せば集客につなげられます。
実際に、駅から遠い・人通りが少ないといった立地の悪さがあっても繁盛している店舗は多く存在します。

本記事では集客に悩んでいるオーナーに向けて、不利な条件をプラスに転換するテクニックを紹介します。

「立地が悪い」店でも人気店はある!

マーケティングには「立地7割」という用語があります。立地の選定は重要な経営戦略であり、とい「いくら良い店舗であっても立地が良くなければ成功は難しい」う意味です。

しかし、「立地が悪いから集客できない、売れない」と決めつけるのは早計です。「立地の悪い店舗がいくらサービスや商品を工夫改善しても、不利な状況が変わらない」とは限りません。

立地のデメリットを分析して弱点がカバーできる戦略を練れば、売上や集客をアップできる可能性は高まります。

立地が悪い店の具体例と対策

立地の悪い店舗を4つのジャンルに分けて、それぞれどのような課題があるのか、どういった対策が有効なのか解説します。

立地が悪い店舗の例①:駅から離れた店舗

最寄駅から距離のある店舗はアクセスが不便で、顧客に「わざわざ歩いて行くほどではない」と思われてしまう傾向があります。「多少遠くてもあの店に行きたい」と思わせるには、顧客を惹きつける特別なサービスや商品・話題性を与えることが大切です。

具体的には「時間・地域限定サービス」「唯一無二の数量限定メニュー」などが考えられます。立地の悪い店舗でも独創性を生み出せれば、ブランディングにつながるでしょう。

立地の悪い店舗はSNSも活用すればファン獲得に

立地の悪い店舗は、競合にはない付加価値をSNS上で拡散されることを意識したアピールをおこなえば、より効果は高まります。

顧客に「この店に行ったことをSNS(ツイッター・インスタグラムなど)にアップしたい」と思わせるには、サービスや商品の性能はもちろん、体験・共感・自己表現といったコンテンツ要素が重要です。「かっこいい・かわいい・うれしい」などの感覚的価値はデジタルネイティブ世代と相性が良く、余計な広告費を投入しなくてもファンを獲得できます。

そのためには、ターゲットとなる顧客にどのようなイメージを持ってもらいたいのかを明確にしてゴールを定めましょう。レビューサイトやブログで口コミを投稿してくれた顧客にクーポンを配布するなどして、反応を分析しながら最適なシナリオへとアップデートしていくことが重要です。

立地が悪い店舗の例②:通行量が少ない店舗

人通りが少なければ店舗を認知する母数そのものが減り、安定した集客が狙えませんよね。
まずは、立地が悪い店舗の存在を知ってもらうための広告戦略を練りましょう。呼び込みや店舗サインの設置をするほか、公式サイト情報を充実させるのも有効です。

顧客の多くは店選びにインターネットを活用するため、SNSやポータルサイトにはサービス・商品の魅力が伝わる質の良い画像を使いましょう。キャンペーン情報はこまめに更新し、メディア担当者と密に連絡を取りながら効果測定と改善施策を繰り返してください。

常連客獲得に向けた施策も同時に実施します。クーポンやスタンプカード・店舗アプリなどを活用して、リピーター特典を充実させましょう。ファン化を狙うなら、サプライズ感の演出も有効です。

新サービスのお試しキャンペーンや試食・アンケートなどを積極的に実施して、顧客との接点を増やしてみてください。立地が悪い店舗であっても行く価値のある店舗作りをおこない、リピーターになってもらうことを目的として、顧客の記憶に残る宣伝を継続します。

立地が悪い店舗の例③:地下店舗

地下店舗は視認性が低いため飛び込み客が来店する可能性が少なく、集客力に欠けます。通りから中の様子が見えないため、A型スタンド看板やメニューボードなどを条例やテナントの条件に収まる範囲でできるだけ通りから見える位置に配置しましょう。

店舗サインのポイントは「何の店かすぐわかる」「価格がわかりやすい」「画像で店内の様子がイメージできる」の3つ。地下への階段は明るく照らし、ファサード(店舗入り口付近)にも店舗のコンセプトを反映させると、より安心感を与えられます。

地下には電波が入りにくい可能性があるため、店内でフリーWi-Fiを使えるようにすればアピール材料の一つとして活用できます。

立地が悪い店舗の例④:2階以上などの空中階店舗

空中階の物件は道路から店内が見えづらく、場合によっては階段で入店する必要があるため新規顧客の獲得が難しい立地です。空中階ならではの眺めの良さや、店内の居心地がわかる画像・映像を前面に押し出して、アピールしてみましょう。

のぼりやブラックボード・バナースタンドに加え、窓ガラスに貼る吸着ポスターも活用します。ターゲットは客単価が高く、滞在時間の長い顧客です。地下店舗同様ファサードで店内の雰囲気が伝わるよう工夫し、特別感や隠れ家的要素を重視してみてください。路面店に比べて家賃が低い分、内装にとことんこだわるのも一つの選択肢です。

立地が悪いことの影響が大きい「飲食店」

美容室やエステサロン・スポーツジムなどのサービス業に比べ、飲食業は立地の悪さがダイレクトに影響します。立地の悪い飲食店のデメリットを中心に解説します。

飲食店にもたらす立地が悪いデメリットとは?

飲食店は「今すぐ空腹を満たしたい」「仕事の合間に休憩したい」「出会った仲間と飲酒したい」といった飛び込み客の割合が高い業態です。しかし、店の視認性が低ければ新規の飛び込み客を獲得しづらくなります。

事前にインターネットで情報収集していても、実際に探して飲食店の場所がわかりにくければ、顧客は途中で来店をあきらめてしまうでしょう。

立地の条件は店の種類で変わる

どちらかといえば個人客がターゲットで、回転数を重視している定食屋やラーメン屋などは人通りの多い路面店が適しています。一方で長時間ゆったりと食事が楽しめるビストロは、人通りの少ない静かな場所が向いているでしょう。

このように、同じ飲食店でもコンセプトが違えば「立地が悪い」とされる条件は異なります。繁華街や路面店ではなくても、顧客の滞在時間・客単価アップに注力すれば、地下店舗や空中店舗でも問題なく売り上げは確保できるでしょう。

一般的に「立地が悪い」といわれる店舗の条件やその理由を鵜呑みにせず、自店舗のコンセプトに合った立地はどんな場所なのかを分析することが重要です。

まとめ:立地の悪さはアイディアでカバーできる


飲食店にとって立地は大切な要素ですが、必須であるとはいえません。今の店舗がいわゆる「立地の悪い店舗」であるとしても、店の個性やコンセプトを入念に洗い出し、店舗サインやインターネットに深く反映させることで、顧客への訴求力は高められるでしょう。

販促につながるアイディアや施策を継続して実行し、他店との差別化を明確に打ち出すことで、ビジネスモデルは確立できます。

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